(両陛下の沖縄ご訪問#9)平成24年11月17~20日、全国豊かな海づくり大会

琉歌の里、万座毛をご視察

平成二十四年十一月十七~二十日、両陛下は第三十二回全国豊かな海づくり大会のため、九回目の沖縄ご訪問を行われました。

両陛下は十七日、那覇空港にご到着後、平和記念公園の平和記念堂において、元白梅(しらうめ)学徒隊の人々とご面会されました。白梅学徒隊は、沖縄戦で看護隊として戦闘に参加した沖縄第二高等女学校の学徒たちのことです。当初、白梅学徒隊を祀る白梅之塔への両陛下のご参拝が予定されていましたが、予定が変更となったため、白梅同窓会会長の中山きくさん達とご懇談になったのでした。

陛下は、中山さんたちに白い菊の花を渡されたあと、「白梅の塔はどちらの方面ですか」とご質問になり、指し示された方向に向かって、両陛下で黙祷を捧げられたといいます(陛下から賜(たまわ)った白い菊は、その後中山さんの手によって白梅之塔に手向け(たむけ)られました)。

平和祈念堂でのご懇談の後、両陛下は摩文仁の丘にある国立沖縄戦没者墓苑で供花され、その場でお待ちしていた沖縄県遺族会の代表者ら一人ひとりにお言葉をかけられました。

十九日には、沖縄海岸国定公園にある万座毛(まんざもう)をご視察になりました。万座毛のある恩納村(おんなそん)は、十八世紀に活躍した琉歌の二大女流歌人の一人「恩納なべ」の生誕の地であることから、琉歌の里としても有名な地です。万座毛にも「恩納なべの歌碑」が建立されています。

陛下は翌年の歌会始(うたかいはじめ)で次のようにお詠みになりました。

お題:立

万座毛に昔をしのび巡り行けば彼方(あがた)恩納岳さやに立ちたり

また、二十日には久米島を訪問され、沖縄県海洋深層水研究所をご視察になりました。